【中央値】貯蓄額のニュースのウソ!実情はみんな8万円くらい?!

【中央値】貯蓄額のニュースのウソ!実情はみんな8万円くらい?!

タツヤ先生です!
突然ですが、あなたの貯蓄額はいくらですか?

いきなりド直球な質問してくるね!全然貯金してないよ!

サルくん

「20代の貯蓄額の平均値は113万円
「30代は327万円

こうしたニュースを見て「そんなにあるわけないよー!私ヤバいかな…」
と思う人も多いんじゃないかと思います。

しかし実は中央値でいうと20代単身世帯の貯蓄額は8万円ほどなんです!
今回は中央値平均値の違いに触れつつ、世代別の貯蓄額について知ってもらおうと思います(^^)

タツヤ先生

小ネタ感覚で読んでね(^^)

貯蓄額と平均値・中央値について

今回の記事を読むにあたって、貯蓄額平均値中央値という言葉は理解しておく必要があります。
それぞれの用語の意味を説明しますね(^^)

かんたんに説明してね!

サルくん

貯蓄額とは何が含まれるの?

貯蓄額とは単なる貯金だけのことを指すのではなく、

  • 預貯金
  • 株・債権や投資信託
  • 貯蓄型保険
  • 財形貯蓄
  • etc…

が含まれます。
貯金はなくても、積立型の生命保険に入っていたりすると貯蓄額は多くカウントされます。

タツヤ先生

保険の金額は、現状の解約返戻金(今解約すると返してくれる額)で計算するよ!

平均値とは

平均値とは、全員の貯蓄額を足して人数で割る値です。

平均値の例
貯蓄額のバラバラな5人がいるとします。
(0円・5万円・60万円・100万円・3000万円)

これを合計して5人で割ると、平均値は
3165万÷5人=633万円になります。

データに格差があるので、平均値に全然満たない人が5人中4人になってしまいます。

タツヤ先生

平均値が実情とは程遠い感じになってしまってるね。

中央値とは

中央値とは、中央にあたる人のデータを採用する値です。

中央値の例
先程の例でいうと、中央にあたる人の貯蓄額が60万円なので
中央値は60万円ということになります。

この例は5人しかいないので極端になりますが、
大きなデータになれば中央値=リアルな値に近づきやすくなります。

タツヤ先生

極端に貯蓄額が多い人にデータが引っ張られなくなるんだね(^^)

世代別の貯蓄額について(単身世帯)

まずは単身世帯の貯蓄額についてまとめました。
平均値中央値でどのように違うのでしょうか。

【年代】
 20代
 30代
 40代
 50代
 60代

【平均値】
 113万円
 327万円
 666万円
 924万円
 1305万円

【中央値】
 8万円
 70万円
 40万円
 30万円
 300万円

出典:金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年)』

世代別の貯蓄額について(二人以上世帯)

次は二人以上世帯の貯蓄額についてまとめました。
平均値中央値でどのように違うのでしょうか。

【年代】
 20代
 30代
 40代
 50代
 60代

【平均値】
 292万円
 591万円
 1012万円
 1684万円
 1745万円

【中央値】
 135万円
 400万円
 520万円
 800万円
 875万円

出典:金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)』

データから読み取れること

これらのデータから読み取れることをまとめました。

貯蓄額のデータからわかること
  • 実はそんなにみんな貯蓄出来ていない
  • 単身世帯と二人以上世帯では大きく異なる
  • 年代が上がるほど格差が広がっている
  • 実はそんなにみんな貯蓄出来ていない

    平均値のデータを見ると、20代の単身世帯で113万円貯蓄しているのが普通だと思ってしまいます。
    しかし実際に113万円も貯蓄出来ている人は、そんなに居ないのではないのでしょうか。

    リアルに近いとされている中央値の値は、実は8万円なんです。
    少しホッとしたのではないでしょうか(^^)

    タツヤ先生

    だから貯蓄しなくていいって話ではないんだけどね(^_^;)

    単身世帯と二人以上世帯では大きく異なる

    データを見てもわかるように、単身世帯二人以上世帯では中央値ベースでも大きく差が出ています。
    これは推測にはなりますが、二人以上の世帯は子育ての準備などで貯蓄を意識しているのだと思います。

    学資保険積立型の保険に加入しているかどうかも、差が広がっている要因でしょう。

    子育てにはたくさんお金がかかるっていうもんね。

    サルくん

    年代が上がるほど格差が広がっている

    年代が上がれば上がるほど、平均値と中央値の差が大きくなっています。
    これはたくさん貯蓄している人と、全然貯蓄出来ていない人との差が大きいことを意識しています。

    貯蓄が出来ている人は、投資などの運用によりどんどん貯蓄額が上がっていきます。
    つみたてNISAなどで長い時間をかけて運用すれば、複利の効果によりどんどん貯蓄を増やすことが出来ます(^^)

    タツヤ先生

    次回はつみたてNISAについての記事を書こうと思っているよ(^^)

    おわりに

    今回は世代別貯蓄額の、平均値と中央値で見たデータを紹介しました。
    「貯蓄額で周りの平均と比べて焦る必要はないよ」ということが伝われば良いなと思います(^^)

    その上でお金の知識を付けて、豊かになるミュージシャンが増えればいいなと思います!

    タツヤ先生

    正しく勉強して豊かなミュージシャンライフを!