【めんどくさいの先は】ミュージシャンが使える補助金を活用しよう【宝の山】

(本記事は2021年2月時点での情報を元に作成しています)

タツヤ先生です!

2020年以降コロナ禍により、ライブが制限されたり思うように活動できないことが多くなりましたね。

ライブ活動での売上を資金源に活動しているミュージシャンにとっては死活問題で、金銭的にもかなりダメージを受けた1年だったと思います。

前のようにいっぱいライブがしたいよう。

サルくん

そんな未曾有の事態ですが、国や都道府県が何もしてくれなかったわけではありません。
2020年のうちに申請できた補助金・助成金はたくさんあり、僕自身も申請してかなり助けられました。

タツヤ先生

補助金がなかったら音楽を続けてられなかったかもしれないよ。

情報を調べることが得意じゃない人は、こんな補助金があったよってのをこの記事で知ってもらえたらと思います。
そしてこれから出てくる補助金に対してアンテナを張り、音楽活動をより快適にしてもらえたら幸いです。

国や都道府県が出してくれた補助金の特徴

SNSを見てたら補助金があったのは知ってたけど、難しくてスルーしちゃったよ。

サルくん

タツヤ先生

ハードルが高い分みんながもらえたわけじゃなかったみたいだね。

国や都道府県が出してくれた補助金ですが、応募数が少なく予算を大きく下回ったものもありました。
ミュージシャンにとって補助金の申請というのはハードルが高く、

  • 申請が複雑で面倒なものがほとんど!
  • 先に自分でお金を払ってあとで振り込まれるものも多い
  • 自分で情報を探さないと見つからない

という点がネックでした。

申請が複雑で面倒なものがほとんど!

国や都道府県が行っている補助事業の申請は、大体が複雑な申請になっています。
しかも申請したら終わりではなく、審査に通らないとお金がもらえないものがほとんどです。

ガバガバな審査になってしまったら悪用する人が出てきてしまうので、ある程度は仕方ないものなのかなと思います。
(実際に持続化給付金での不正受給による返還が1万件あったとされています。)

タツヤ先生

お金がもらえるんだから頑張って調べて申請しようね。

先に自分でお金を払ってあとで振り込まれるものも多い

補助金には単純にお金がもらえるタイプと、使った経費の○分の1を補助しますといったタイプがあります。
後者のタイプだと、先に自分で支払わないといけないので、入金されるまでは負担がかかってしまいます。

しかも不正なく使われているかのチェックの後に入金されるので、1〜2ヶ月のタイムラグが発生することも珍しくありません。
つまりまとまったお金がないと補助金が申請できないといったパラドックスな現象が生じてしまいます。

お金が無いから欲しいのに…。

サルくん

自分で情報を探さないと見つからない

自分で情報を探すのは当たり前ですが、良い補助金に限って大々的に告知をしてくれなかったりします。
SNSなどを駆使して、補助金などの情報を発信してくれる人をフォローしていくことをおすすめします。

僕が補助金関係で参考にしているのが、税理士YouTuberのヒロさんです。
最新の情報をアップして、わかりやすく説明してくれます。

タツヤ先生

同じ大阪在住らしいので、いつかお会いしたいなあ。

2020年にミュージシャンが使えた主な補助金・助成金

ここからは2020年のコロナ禍真っ只中のときに申請できた補助金の例をあげます。
もう申請期間が終わってしまったものがほとんどですが、参考にしてもらえたらと思います。

持続化給付金

持続化給付金画像
(出典:https://jizokuka-kyufu.go.jp/)

持続化給付金は申請がかんたんな上に給付額が多かったため、恩恵を受けた人も多かったのではないでしょうか。
僕も持続化給付金のおかげで2020年をミュージシャンとして生き延びることができました。

給付条件は2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、前年同月比で事業収入が50%以上減少した月があることです。

MEMO
もらえるMax額=100万円(個人事業主)
去年より収入が半額になった対象月が約8.3万円以上なら満額もらえる計算です。

家賃支援給付金

家賃支援給付金は、自宅の一部分を事務所にしていたり、個人的に借りているスタジオやお店がある場合に適用できる給付金になります。

家賃支援給付金
(家賃が37.5万円を超えない場合)
賃料の3分の2×6ヶ月分
もらえるMax額=300万円

文化芸術活動の継続支援事業

概要
「文化芸術活動の継続支援事業」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により活動自粛を余儀なくされた文化芸術関係団体等に対し、感染対策を行いつつ、直面する課題を克服し、活動の再開・継続に向けた積極的取組等に必要な経費を支援し、文化芸術の振興を図ることを目的としています。
(出典:https://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/20200706.html)

つまり、ミュージシャンなど文化活動をする人の経費を支援するためのものになっています。
個人が申請出来るものは以下の2つになります。

MEMO
【活動継続・技能向上等支援A-①】 Max:20万円(比較的かんたんな申請)
【活動継続・技能向上等支援A-②】 Max:150万円(より複雑な申請)
※対象経費の3分の2、もしくは4分の3が補助の対象

これから出てくる補助金・助成金をチェックする方法

これから出てくる補助金・助成金をチェックする方法の一つに、補助金ポータルという総合サイトがあります。
今住んでいる地域に当てはまる補助金もあるかもしれないので、一度チェックしておきましょう!

参考 トップページ補助金ポータル

行政書士ミュージシャンであるLITEの武田信幸さんの書籍では、
ミュージシャンが海外ツアーで使える補助金など、より詳しく記載されているのでオススメの1冊です!

他にも補助金に特化したSNSなどをフォローしておくことも有効です。

タツヤ先生

僕も補助金などを見つけ次第発信するように頑張るよ!

補助金・助成金をゲットするために確定申告をしておこう

補助金や助成金を申請する際、収入が減少したことを証明する必要があることが多いです。
その際に証明できるものとして、前年の確定申告書の提出を求められます。

タツヤ先生

つまり日頃から確定申告をしていたほうが話が早いんだよ。

国にしっかり音楽で事業をしていることを証明するためにも、確定申告はやっておきましょう!
様々なメリットがあるので、「やり方がわからない!」という人は以下の記事を参考にしてくださいね(^^)

【赤字ミュージシャンこそ】なんで確定申告が必要なの?【やるべき】

おわりに

今回もすごいボリュームの記事になってしまいました…!
最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)

補助金の申請はめんどくさいです。
けどその分メリットはでかいので、がんばって調べてゲットしていきましょう!

タツヤ先生

もらえるものはもらって快適なミュージシャンライフを!